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介護施設で実践している”インフルエンザ対策”

介護施設
インフルエンザ 予防 介護 衛生管理
2016.02.12

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インフルエンザ対策

ここのところめっきり寒くなりまして、体調を崩してしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

毎年この時期になると空気の乾燥も手伝って”インフルエンザ”が大流行しますよね?
中にはインフルエンザのせいで亡くなってしまう方も…

特に高齢の方がインフルエンザになると大変です。

そこで今回は、【介護施設で実践しているインフルエンザ対策】について調べてみました。

インフルエンザとは?

まずはインフルエンザについて学んでみましょう。

「そもそもインフルエンザってどんな病気?」「AとBの違いは?」
といった疑問を持っている方もいるのではないでしょうか?

”インフルエンザ”とは、インフルエンザウイルスが喉や気管支、肺で感染・増殖することで発症する病気です。
症状としては、急な発熱、のどの痛み、頭痛や体のだるさ、関節の痛み等の全身症状が特徴ですが、人によって症状に差がある為、対応が遅れて感染が拡大してしまうこともあるようです。

インフルエンザの発症者の内、約半数を0~9歳の小児が占めています。
しかしインフルエンザによる死亡者数の内の大部分を65歳以上の高齢者が占めていると言われています。

★A型とB型の大きな違い

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上の図のように、A型は様々な動物を媒介として感染を繰り返し、ものすごい速さで変化していきます。

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B型は現時点で人から人への感染経路しか確認されておらず、A型に比べて変化する速度が遅いというのが最も大きな特徴です。

具体的には、A型のウィルスは変化速度が速く、毎年のように新型が形成されるので、毎年大流行するインフルエンザはA型であることがほとんどです。

それに対し、B型のウィルスは前述したように変化スピードがややゆっくりな傾向がある為、免疫の持続性も比較的長期間持続しますが、まれに新型のウイルスが発生し猛威を振るう事もあるので、注意が必要です。

★ちなみに

あまり馴染みがありませんが、C型と言割れているウィルスもあり、この型に関してはほとんど変化する事例が確認されておらず、一度免疫が出来てしまえばほぼ一生涯免疫機能が持続すると言われています。

インフルエンザの怖いところ

インフルエンザの怖いところは、”やはり感染力”と思っていませんか?

インフルエンザが強い感染力を誇るウィルスなのは有名な話。
確かに感染力も怖いのですが、実はもっと怖い特徴があります。

それは”増殖速度”です。

インフルエンザウィルスは短時間で数十万倍まで増殖するため、免疫細胞がフル稼働します。
また、免疫細胞を作る造血器官も休みなく働いている為、どんどん疲弊していき、その結果徐々に免疫力が低下し、他の様々な疾患を発症しやすい状態になり、合併症を引き起こしやすい状態になってしまいます。

具体的に言えば、肺炎や気管支炎、消化器系疾患などを発症してしまうリスクが一気に高まってしまいます。

感染経路

インフルエンザの主な感染経路は、”飛沫感染”と、”接触感染”です。

飛沫感染とは、感染した人から咳やくしゃみ、会話などでインフルエンザウィルスを含んだ飛沫が飛び散り、それを健康な人が口や鼻から吸い込むことによって、体内にウィルスが入り込んでしまうことを言います。

接触感染は、感染した人の咳、くしゃみ、鼻水が付いた手でドアノブやスイッチ、手すりなどに触れ、その後同じ個所に健康な人が触れることで間接的にウィルスに感染してしまうことを言います。

つまり日常のいたるところにインフルエンザウィルスは潜んでいるということです。

ではどのようにしたら防ぐ事が出来るのでしょうか?

予防について

インフルエンザを予防するには、こまめな手洗いが必要不可欠です。

当たり前のように思いますが、正しい手洗いを行い、ウィルスを洗い流すことが最も重要な要素です。

手順としては以下の通りです。tearai

①石鹸を泡立てながら手のひらを洗う。
②手の甲
③指の間
④親指の周り
⑤指先と爪
⑥手首

の順に15秒以上かけて洗い、ペーパータオルでふき取ります。
ふき取ったペーパータオルは速やかに捨てましょう。

※水で手洗いが出来ない場所では、アルコールを含んだ手指消毒薬を使用しても良い。

また、介護施設ではさらに徹底した予防を実践しています。

介護施設での予防方法

もし介護施設の職員がインフルエンザに感染した場合、施設にインフルエンザウィルスを持ち込むことになってしまいます。
その為、介護士として就業するならば徹底した予防は必ず行わなければなりません。
大前提として、前述した正しい手洗いと、流行前のワクチン接種は必須です。

更に、自身の予防のみではなく、以下のような予防法も行います。

★施設内の衛生管理

①テーブルや手すり、ドアノブなどの人が頻繁に触れる部分はこまめに拭く。
②床は定期的に清掃し、使用した雑巾、モップは十分洗浄、乾燥させる。
③床に体液等目に見える汚れがあるときには手袋を着用し手拭いた後、乾燥させる。
④施設内の換気も忘れずに行います。

★面会者や利用者などの訪問者への対応

①施設に入る前に、手洗いや手指の消毒をお願いする。
②咳やくしゃみをしている人にはマスクをしてもらい、感染が疑われる人や感染した人には訪問を控えてもらう。
③施設の入り口、外来など目に触れやすいところにインフルエンザに関するポスターを掲示するなどして、職員・利用者様・訪問者に周知徹底する。

★インフルエンザにかかってしまった場合

ここまで徹底すれば、100%防げるかと言えば、そうではありません。tearai
感染者に自覚症状が無く、施設内にウィルスを持ち込んでしまうなど、どうしても防ぎきれないケースもあります。

その場合は、可能な限り感染してしまった利用者様を個室に移す。
または同室者を他の部屋に移動させて感染してしまった利用者様の居室を個室状態にするなど、とにかく隔離することが、感染拡大を防ぐ上で効果的な方法です。

その場合、咳や痰などの分泌物に触れるときには必ず手袋を着用し、触れた後は使い捨てであれば速やかに捨てる事。
そうでなければ流水と石鹸による手洗い、およびアルコール消毒を行い、手洗いをしっかり行いましょう。

また、利用者様に対しては、”咳エチケット”としてマスクの着用をお願いし、職員もマスクを正しく装着しましょう。

まとめ

今回、インフルエンザ対策について記述してきましたが、思っていたほど特別な予防法ではなかったと思います。
つまり、手洗いや清掃という基本的な事を確実に行う事が、最も効果的で確実な予防につながるということです。

私たちにとっては薬を飲んで安静にしていれば治る病気でも、高齢で免疫力の低下している利用者様にとっては命に係わりかねない”感染症”です。

予防をしっかり実践し、安心安全な環境を目指しましょう。

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